そんな疑問にお答えします。
この記事を読んでほしい人
・サイバー保険の価格を安くしたい人
・おトクな保険会社を知りたい人
本記事の信頼性(僕の自己紹介)
「サイバー保険 価格」「サイバー保険 保険料」ってググってもなかなか情報が出てこないので、現役保険マンの私が超絶わかりやすくサイバー保険の価格について解説します。
この記事読めば「どれくらいの価格帯か」「どうすればサイバー保険におトクに加入できるか」がわかります。他では知れない賢い加入方法もお伝えしますので、ぜひ最後まで見てくださいね!
「そもそもサイバー保険ってどんなもの?」って方はこちら記事から。
サイバー保険の価格はどうやって決まるのか?
シンプルに見ると3つの要素で決まります。
②お仕事内容
③補償内容
例えば「売上が大きい」「サイバーリスクが高いお仕事」、「充実した補償」を希望すると高くなります。実際のところは「売上」「お仕事内容」は変えられないので、「補償内容」で価格が変わるイメージですね。
ちなみに「補償内容」は以下のようなイメージでを変えられます。
■保険金額(高さ)…補償してもらう金額は5000万なのか5億かなど
もしIT領域があまり得意ではない。必要な補償もわからないのであれば、保険代理店に聞けばOKです。実際に起きている事例をもとに提案してくれますよ。
その他価格が変わるケース
あと「セキュリティ対策状況」や「過去の事故歴」によっても価格が変わるケースもあります。この辺りも事実を伝えることしかできないので、ありのまま保険会社に報告しましょう。嘘つくと告知義務違反となりペナルティが発生することも。
サイバー保険の具体的な価格帯は?
ということで保険会社のサイトに載ってる保険料をまとめました。
<試算のベース> 売上高:5億円 賠償損害:1億円 費用損害:3,000万円 一部割引適用済み、三井住友海上はベーシックプラン
(ご注意)2023/10/25段階の数字です。上記の価格は年間価格の一例で、実際の価格は、告知の内容、支払限度額、払込方法などによって異なります。
参照元:サイバープロテクター/三井住友海上、損保ジャパンのサイバー保険/損保ジャパン
相場としては上記のとおりですが、ぶっちゃけ条件や補償内容によってめちゃくちゃ変動します。書いといてなんですが、あまり参考にしないよう方が良いです。
「具体的に自社の見積もりを見てみたい!」って方は聞いて頂くのが一番です。ちなみにうちでは「三井住友海上」「AIG損保」でお見積もりができます!気になる方は下記よりどうぞ。
【プロが教える】サイバー保険の価格を下げる方法
もちろん価格は安いに越したことはない。ということで「サイバー保険をできるだけ安くしたい!」という方向けに、3つの方法をお伝えします。
方法②:免責金額を上げる
方法③:補償内容を弱める
順に解説します。
①ヒアリングによるリスク診断割引
同じ売上、同じお仕事内容でも、セキュリティ対策やITリテラシーによって企業ごとの事故リスクは異なります。そのため企業にヒアリングをして、適切な価格にするための「リスク診断割引」が用意されているケースがあります。
呼び方は保険会社によって異なりますが、保険代理店には「リスク診断による割引はありますか?」と聞けばOKです。割引取得に向けて動いてくれるはずです。ググってもあまり情報出てこないですけど、これが安くするには一番効果的です。出てこない理由はのちほど。
②免責金額を上げる
要は、被害があった時に自己負担額(免責金額)を増やすということです。一部のリスクを自社で見るのでその分、お安くなります。
サイバー事故が起きた際には低くて数百万、高いと数千万、数億という大きな被害額になりますが、例えばその一部の10万~100万レベルの免責金額をつけて価格を抑えるという方法です。大損害となる事故を保険でカバーすればいいですからね。比較的小さいものは自己負担。その分価格を抑えるというのも賢い選択肢です。
③補償内容を弱める
シンプルに補償を弱めて、価格を抑えるという話です。ただ、必要以上に補償を弱めるなんてことがないように、最低限の補償はカバーしましょう。わからない場合は保険代理店に聞けばOK。
あと、価格の下げすぎには注意!
なぜなら、いざ事故が起きた際に「継続NG」となる場合が高まります。要は保険料は安い、事故で支払いが多い。となるとハッキリいって保険会社が儲からないからです。利益にならない企業ということでバッサリ切られることもあるので注意です。適度な値ごろ感で納得することも大切です。
万が一継続できないと、一番大切な企業防衛ができない。詰まるところ、事故が起きたら即倒産なんて最悪のシナリオですからね。
結局どの保険会社がおトクか?【結論:大きな差はない】
私も全損保を取り扱いをしている訳ではないので一概に言えないですが、正直どの保険会社も価格、補償はそこまで変わらないという印象です。仕事柄いくつも見積もりは見ていますが、そこまで大きな差はないです。リスク診断割引がどれだけ取れるかによっても変わりますしね。
他にも「保険代理店の担当者」や「付帯サービス」「事故対応時のサービス特徴」などの違いもあるので、確認してトータルで決めましょう。
もし、うちにお問い合わせ頂ければ執筆しています私が担当しますのでご安心を!
サイバー保険の価格がググっても出てこない理由
サイバー保険の価格はググっても、あまり出てきません。だいたいは「見積もりしますのでご連絡ください!」で、今知りたくてもネットでは情報がありません。その理由もサクッと解説します。
理由①:企業によって値段が違うから
先ほど紹介したリスク割引のために、同じ売上、業種でも企業によって価格が変わります。リスクが少ないからという理由があってですが、相当な割引が効いている会社もあります。こういった事情がバレたくないという保険会社と保険代理店の思惑があるため、情報が出てきません。
理由②:みんなリスク診断割引を取ると儲けが減るから
僕は正直者なのでいっちゃいます。単純にリスク診断で割引をした分、儲けは減るからというのも理由の一つです。この辺りは他業界と同じで、できるだけ高く売るのが商売の基本ですからね。僕は商売下手すぎますね;;
理由③:保険業法的には価格の羅列はグレー
保険業法的にヒアリングもせずに無作為に情報を載せるのはグレー。正しい情報ではない可能性もありますからね。僕もあくまでも価格を載せているのは保険会社サイトの完全引用にしています。
ということで、ググっても情報が出てこないのはこのあたりが理由です。単純に価格を隠したいだけでなく、本当に見せられないというのも事実です。なので基本的には価格は保険代理店に聞くしかないですね。
サイバー保険はいつ入るべきか?
最後にサイバー保険に加入するタイミングについてお伝えしますが、結論は「今すぐ」です。
理由①:価格が上がっている
直近、全世界を対象とした調査で、サイバー保険の価格アップが起きていることがわかりました。価格アップしているのはシンプルに損害額が大きいから。事故件数も増えているので、今後も上がる可能性が高いことを考えると早めに入っておいて良いかと。ちなみにアメリカではセキュリティをしっかりした企業でないと加入できないなんて事例も出ています。ソースは以下です。
理由②:事故が起きてからでは遅い
そもそも論ですが、事故が起きてからでは原則保険は使えません。保険にもよりますが、事故発生ベースで保険が使えるかどうかが決まることもあるので、事故発生タイミングで保険加入していることが重要です。
保険代理店の僕らからしても、事故後に相談に来られる方もいますが、お手伝いができないのは悲しい事実です。
まとめ:リスク診断による割引は使うべき
ということで、サイバー保険の価格について解説してきました。
価格を調べても情報が出てこない理由も解説させて頂きましたが、企業保険はややブラックボックスになっているのが正直なところです。企業様によって価格もかなり違います。
保険代理店さんによってはリスク診断割引について全く言及しないなんてこともありうるので、しっかりと交渉をしていくことをおススメします。長いスパンで見ると、安くしすぎも注意が必要ですけどね。
サイバー保険のご相談をご希望の方はこちらから
最後にちょっと営業させてください。弊社であれば企業様にあった補償、必要額、適切に安くする方法などもご提案いたしますので、もしサイバー保険のご加入を検討されているのであればぜひご相談ください。記事を書いている私が担当しますので、安心してくださいね!
「全国どこでもOK!リモートでのご相談」「まずはメールでの見積もりもOK!」です。不安なことは早めに解消していきましょう。
今回は以上です!