こんにちは。押し売り嫌いの保険屋さん「ちょんご」です。
1年前に損保業界の最高峰と言われる「損保トータルプランナー」の資格取得をしました。 そんな僕がこれから取得しようかなと思っている方に向けて、資格難易度、勉強時間やメリットに解説します。
結論、損保業界にいるなら受けておいて良い資格です。
解説していきます。
僕の自己紹介
新卒で売上500億の化粧品会社に入社 。 WEBマーケティングや店舗管理を8年経験 → 父の家業を継ぐために損保会社の研修生制度で修行→現在は卒業して父の経営する保険代理店で仕事をしています。業界経験は2年と少しのタイミングと最速で損保トータルプランナーの資格を取得しました。
損害保険トータルプランナーとは

要は、損保のプロフェッショナルということです。損保業界ではこれ以上の資格はない、最高峰の資格です。希少性も高く損保募集人の1%しかいません。
損害保険トータルプランナーになるには
損害保険トータルプランナーになるには、以下の認定条件をクリアする必要があります。
損保トータルプランナーの認定条件
ちょっとややこしいですよね。要約すると以下のとおりです。
- コンサルティングコースの教育プログラムの修了
- 損保の全試験に合格する
- 2年は業界経験を積む
という3要件をクリアすれば損保トータルプランナーになれます。
僕の場合は試験は全部受かっていたのですが、2年ちょっとしか業界経験がなかったので業界経験2年の縛りがギリでした。早すぎる場合は注意です。
コンサルティングコースの内容
損害保険トータルプランナーになるにはコンサルティングコースの習得が必須です。
コース内容は大きく分けて2つです。
①教育プログラム:4月からスタートして約1年後の3月に修了
②コンサルティングコース試験:教育プログラムが修了したら、自分で申し込んで受験する
細かく見ていきます。
①教育プログラム
教育プログラムは期間が1年です。長く感じますが実際には以下の4ステップで、1年間フルに使うプログラムではないです。
ステップ①:3科目の学習&オンラインテスト
ステップ②:1日のセミナー
ステップ③:2科目の学習&オンラインテスト
ステップ④:1日のセミナー
ちなみにステップ①③のオンラインテストは自宅で行うテストです。テキストが手元にあるので、ぶっちゃけカンニングができてしまうテストです。
内容はあまり聞きなれない専門的な用語もありますが、極端にいうと学習なしのぶっつけで受けても問題なく受かります。※自己保身のために言いますが、僕は真面目に受けていますよ。
1日のセミナーは事前課題もありますしディスカッションの時間もあるので、きちんと学べる内容です。セミナーはオンラインとは言え、よそ見している指摘を受けるほどしっかり監視されています。真面目に受講しましょう。
ただ、ステップ①~④全部入れても実働時間は2週間程度です。1年という期間ほど実際の拘束時間はないです。
1年間の期間にビビらずにトライしてみて良いです。
注意点:申込期間が限られています
教育プログラムは申込期間が【毎年12月1日 ~ 翌年2月中旬の金曜日】と限られています。うっかりしていると逃してしまうので、受験する予定のある方はスケジュールに入れておくことをおススメします。
②コンサルティングコース試験
教育プログラムが修了したら、コンサルティングコース試験を受験できるようになります。試験内容は以下のとおり。
- 試験時間80分
- 解答数:40
- 合格基準:140点以上/200点満点
テスト内容は教育プログラムで受けたオンラインテストとモロ被りしていますので、改めてテストを復習して正答率80-90%あれば問題なく受かります。
コンサルティングコースの合格率と難易度
テスト自体の難易度は非常に優しいです。理由は以下のとおり。
教育プログラムのテスト:ある意味カンニングができてしまう
コンサルティング試験:教育プログラムのテスト全100問さえ理解できれば受かるレベル
個人的には大学課程の専門コースの方が、1か月近い勉強時間も必要で難易度が高い印象でした。
合格率については正確なエビデンスはなかったのですが、こちらのサイトでは合格率は80%前後、難易度は偏差値表示で45と記載がありました。個人的な肌感覚としては合格率は90%近くではないかなと思います。
コンサルティングコースの費用
費用感は以下のとおり。
- 教育プログラム受講料:59,980円
- コンサルティングコース受験手数料:3,500円
約6万円で資格取得できます。認定は5年間の更新制なので5年後に更新テストの受験は必要ですが、更新受験手数料 は2000円と初回よりちょっと安いです。
損害保険トータルプランナーになるメリット
最後に損害保険トータルプランナーになるメリットをまとめます。4つあります。
メリット①:知識が身につく
教育プログラムで学ぶ知識はかなりマニアックで普段の営業活動ではなかなか使用シーンはないですが、損保プロである以上知っていて損はしないものです。今までより知識レベルはアップします。
メリット②:PR効果がある
損害保険トータルプランナーになることで「損害保険トータルプランナーがいる代理店」に任意で登録ができます。
あえて調べる人がどこまでいるんだという効果の疑問はありますが、コストなしでのサイト掲載やSEO観点での被リンク効果が見込めます。
メリット③:希少性アップ
冒頭にお伝えしたとおり損保トータルプランナーは損保募集人の1%しか取得者がいません。「損保マンの1%しか持っていない資格を取得しています!」と営業トークすれば少しハクがつきます。
メリット④:売上アップ
これは取扱保険会社次第ですが、損保トータルプランナーがいることで手数料ポイントが加算されることがあります。約6万のコストがかかる資格ですが、ポイント加算も加味すれば金銭面でもペイできたりします。
逆にデメリットも考えてみたのですが特段ないです。仮に手数料の上乗せがなくても、約6万のコストはPR効果や希少性という観点でもペイできていると思います。セミナー等を抜いた勉強時間でも肌感覚は30時間程度で、時間的な制約も少ないです。
まとめ:損保売るなら損害保険トータルプランナーになるべし
上記のとおりです。
せっかくこの業界でプロフェッショナルとして生きていくには、最高峰資格はとっておいて損はないです。特に現状はまだ受験者数が少ないこともあり、受かった段階で損保募集人の1%の希少な人材になれます。
僕もよく「京都に150人くらいしかいない損保のプロ中のプロですよ」「その資格を最短の2年で取りましたよ!」と偉そうに言っています笑
実際のところは取得自体が非常にイージーな資格ですが、損保の最上位資格であることは間違いないので、サクッと取得して高らかにPRしていきましょう!興味のある方は以下ページからどうぞ。
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