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保険に加入する意味は?保険に入っていない人の結末【悲惨】

こんにちは。押し売り嫌いの保険屋さん「ちょんご」です。

先日こんなツイートをしました。

自己破産をしたときには大きなデメリットがあり、僕は絶対に避けたいです。でも保険があれば、間違いなく自己破産リスクを下げられます。

ということで現役保険のプロの僕が、保険と自己破産の関係性についてわかりやすく解説します。

僕の自己紹介

新卒で売上500億の化粧品会社に入社 。 WEBマーケティングや店舗管理を8年経験 → 父の家業を継ぐために保険業界にトライ→現在は保険会社を卒業して父の経営する保険代理店でお仕事をしています。ファイナンシャルプランナー2級だったり、損保営業マンの1%しか保有していない最上位資格「損害保険トータルプランナー」も取得しています。
最近は保険不要論なんかも聞きますが、自己破産を回避するためにも保険はめちゃくちゃ有効です。「保険がなぜ有効か」を解説します。

 

自己破産の6つのデメリット

自己破産のメリットは何といっても借金をリセットできること。借金返済のプレッシャーから解放され、生活再建に集中できます。

しかし当然デメリットも大きいです。代表的な6つを紹介します。

自己破産の6つのデメリット

デメリット①:財産を失う
デメリット②:信用情報に傷がつく(ブラックリスト登録)
デメリット③:保証人に迷惑がかかる
デメリット④:一部の職業に就けなくなる
デメリット⑤:官報に名前が掲載される
デメリット⑥:借金が必ずしもなくなるわけではない

順に解説します。

デメリット①:財産を失う

自己破産すると、99万円以下の現金と生活に必要最低限の財産以外の家や預金、車などの資産はすべて処分されます。

普段使用している車も処分対象なので、車所有者は生活スタイルがめちゃくちゃ変わります。家も住宅ローンが残っている場合は手放すケースが多く、住まいも変わる可能性があります。

あと原則としてスマホは没収されませんが、スマホ本体の分割払い中の場合は、スマホが資産と見なされ強制解約される可能性もあります。

デメリット②:信用情報に傷がつく(ブラックリスト登録)

これは結構有名ですが、5〜10年間はクレジットカードやローンの利用ができなくなります。信用情報機関に事故情報として登録されるからです。

ブラックリスト登録は期間限定としても、金融機関に記録が残ることもあるので再度の借金はできないことも。信用の回復には相当時間がかかります。

デメリット③:保証人に迷惑がかかる

借金の保証人がいる場合、その人に支払い義務が移ります。保証人は返済できない人に代わって返済責任があるので、突然全額を一括で請求されることもあります。

この請求は法的な強制力を持っているので、拒否することはできません。結果、保証人である家族や友人の人生にも大きな影響を与えます。自己破産は自分だけの問題ではないです。

デメリット④:一部の職業に就けなくなる

弁護士、税理士、警備員など、特定の職業は一時的に制限されます。

これらの職業が高い倫理基準を求められるためで、経済的信用がない期間は業務に適さないと見なされるからです。。ただ免責決定(約半年から1年程度)を受けると、この制限は解除されます。また資格の再取得や再登録をすれば復帰の可能性はあります。

デメリット⑤:官報に名前が掲載される

要は自己破産した情報が調べればバレるということです。破産手続きの開始の事実が、国の発行する「官報」に掲載されます。

一般の人が見ることは少ないですが、金融機関や一部の企業、特定の業界関係者はチェックすることもあるので、再就職の信用調査で過去の自己破産歴が発覚することはあります。

デメリット⑥:借金が必ずしもなくなるわけではない

これ重要です。自己破産しても必ずすべての借金がなくなるわけではありません。

「えっ」と驚く方も多いと思いますが、例えば以下のものは自己破産しても無くならないと言われています。

・税金(住民税・所得税・固定資産税など)
・国民健康保険料、年金保険料
・養育費、慰謝料の一部
・悪意のある損害賠償金 など

上記は支払い義務が残ります。

あとギャンブルや浪費が原因で作った借金も、裁判所の判断によってはチャラにならないこともあります。そのため、自己破産をしたからといって必ず全ての借金から解放されるわけではないです。

 

以上が6つのデメリットです。

財産がほぼほぼなくなり、信用がなくなり自己破産の事実もバレる。無理ゲーとまでは言いませんが、自己破産すると人生の難易度が確実に上がります。

そのため自己破産はできる限り避けるべきです。でもそんな時に保険はめちゃくちゃ有効に使える手段です。

 

保険があれば自己破産リスクが減る

保険のメリットは「自己破産を覚悟するようなトラブルに見舞われてもお金を保険会社を支払ってくれる」ことです。

自己破産のような社会的な制約を回避して、元の生活に復帰できます。

ちなみに保険には「生命保険」と「損害保険」の2種類がありますが、少し意味合いが異なります。

生命保険

カンタンに言うと、自分や家族を失った際の金銭的補填をしてくれる保険。

例:家族の大黒柱である夫を亡くした。毎月の収入はなくなったが生活費をカバーするための金銭は受け取れた。

損害保険

カンタンに言うと、財産を失ったり損害賠償請求に備える保険。

例:土砂崩れで家が全壊してしまった。借金も残っていたが、火災保険から保険金が下りたので家を建て直すことができた。
例:自動車の運転を誤り、相手の車を壊してしまった。しかし自動車保険で相手の車の弁償ができた。

こういった例です。

 

保険加入をしていれば自己破産をするような借金が残ったり、金銭的プレッシャーから解放されます。逆に言うと自己破産リスクを避けるために保険に入るべき、ということですね。これが保険に入るべき一番の理由です。

保険に入っていないと、家などの資産が急に目の前から無くなっても金銭面での助けはないです。借金だけが残るという一番悲しい状態になります。

そのような結末にならないためにも保険はぜひ活用してほしいです。ただ、注意点もあります。

 

注意:保険も万能ではないです。重過失はダメです

保険は突然のトラブルが前提です。故意に車にぶつかったなど重過失の場合は、保険会社は保険金を支払わず賠償責任だけ残ります。さらに自己破産したとしても賠償責任が無くなる可能性も低いです。

保険はあくまでも突然のトラブルによる損失をカバーしてくれるものです。超重要なので理解しておきましょう。

「損害賠償を借金で補填 → その借金を自己破産」もダメです

「交通事故をしてしまいました。無保険で手元にお金もなかったので賠償責任を果たせません。でもこんなことできないかな?損害賠償を補填するために借金をする。損害賠償の分は借金したお金で支払いをする。その段階で自己破産したら損害賠償金も借金もチャラになるんじゃないか?」

 

確かに「損害賠償を借金で補填 → その借金を自己破産」という考え方は理論上は成り立ちます。でもそんな簡単ではないです。

借金の目的が問われます。もし「自己破産する前提で借金をした」と判断されると、詐害行為(債権者を害する行為)とみなされ、賠償責任は残る可能性ありです。

あと借金の利息で負担がより重くなりますしオススメできません。借金する前に弁護士さんに相談するのがベターです。

 

結論:保険に入って生活を守るべし

本記事の結論です。
保険を活用すれば、自己破産リスクを下げられる。

 

人生にはトラブルは付き物ですが、相当インパクトの大きいトラブルもあります。避けられるならいいですが、いつどこで起きるかはわかりません。

そんな時のために保険をうまく活用して、デメリットの大きい自己破産を避けてほしい。保険のプロとしての願いでもあり、保険の本質です。だけど、故意や重大な過失は保険が使えないのでご注意を。

 

ちなみに最近は保険不要論とかも耳にしますが、すべての保険が大きなリスクに対応するものではないです。例えば医療保険やペット保険など比較的ロスが小さいものに対しての保険もあったりします。

よくよく保険不要論を聞くと、だいたいはそういった「比較的ロスの小さいもの対する保険はいりません」という話です。確かに小さなロスは貯金で対応するなど他の方法もあるので一理あります。行き過ぎて、保険がすべていらないと考えるのは極論なのでご注意ください。

本日は以上です!

 

※本記事は自己破産の一般論をまとめたものです。実例と異なることもあるので詳しくは弁護士さま等の専門家にご相談ください。

 

P.S:ブログだけでなく「X」でも保険にまつわる発信しています。保険って知っていると何かと得することも多いので、お得情報を知りたい方はぜひフォローしてくださいね。

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