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火災保険詐欺をスマートに回避する方法【不正請求が増えています】

こんにちはdep_shogoです。

 

保険のお仕事をしていて、最近よくこんなニュースを見ます。

 

火災保険での詐欺や不正請求が、ホントに増えています。

・自分が気づかず詐欺に加担しているケース
・業者とグルになって不正申請をしているケース

など様々ですが、こんな火災保険の詐欺トラブルに巻き込まれないために事例と対処法お伝えします。コレを読めば今までより火災保険リテラシーが上がり、トラブル回避能力も上がります。

 

目次

本記事の信頼性

この記事を書いている私(@dep_shogo)は損害保険プランナー(旧特級資格)日々、様々なリスクを抱えている中小企業やご家庭のリスクコンサルタントをしています。普段から火災保険を販売している僕だからこそ言える、火災保険詐欺を避ける方法をお伝えします。

 

結論:火災保険詐欺のパターンを知っておくことが大切

最初に一番大切なことをお伝えします。

火災保険を見抜くためには、詐欺パターンを知っておくことが何よりも大切です。少し解説します。

 

知らないとカモられる

さすがにこのご時世「オレだよオレ!オレだけど」で騙される人はもういないと思います。

ただ実際、過去にはオレオレ詐欺で詐欺被害に遭われる方がたくさんいて、社会問題になっていました。

ここの違いは、知っているか知っていないかです。

詐欺は知っていれば回避できる可能性がグンとあがります。逆に知らないとカモられる可能性があがります。だからこそ、どんな詐欺パターンがあるのかを知ることが大切です。

 

精神面で屈してはいけない

「今気づいたけど、詐欺業者にまんまと騙されてしまった」「甘い話に釣られてしまい実際に話を進めてしまった。どうしよう・・・」

 

と、もし詐欺業者に絡まれてしまった場合は気持ちの面で不安になったり、悩んでしまう時もあるかと思いますが、決して屈してはいけません。

一番悪いのは騙している業者です。騙された方は悪くありません。警察や保険会社、保険代理店、さらには損害保険協会など相談できる先はたくさんありますので、決して一人で抱え込まず、まずは相談する所からはじめましょう。

 

これだけ知っておけばOK!火災保険の3つの詐欺パターン

詐欺パターンも複雑化していますが、できるだけわかりやすくするため代表的な3つの手口を紹介します。

これだけ把握しておくだけでも、回避能力がグンと上がります。事例とともに見ていきましょう。

 

パターン①:虚偽申請をするよう勧められる

例えばこんなケースです。

「100万の修理費用で済みますが300万で見積もりました!これを請求しましょう!」
「わざと壊して新しいものを火災保険でまかないましょう!」
「これは経年劣化ですが、台風で壊れたことにしましょう!」

 

これらはすべてアウト(詐欺)です。嘘をつくこと自体が保険契約上でもNG行為です。嘘を言うように勧められたら、どれだけウマい話でも即逃げましょう。

特に請求しすぎる過剰請求については「数万円程度ならいいかな…」と心揺らぐ人もいそうですが、ダメです。金額の大小の問題ではないです。

 

パターン②:代行手数料を請求をしてくる

保険金請求の代行業者「火災保険を使えば無料で治せますよ!」

といって情報提供をしてくれますが、後々保険金がおりたら成功報酬として過剰な代行手数料を請求されるケースです。

保険で出るのは損害分の修理費のみです。保険会社は業者の代行手数料までは支払ってくれれません。

ちょっとわかりにくいと思うので、例で見るとこんなイメージです。

お金の動きを整理

お家の被害額:-100万円
保険会社からの保険金:+100万円
詐欺業者への手数料:-30万円
TOTAL:-30万円

 

上記のとおり。結局、保険に入っていながらトータル赤字になります。

詐欺業者の言い分は「保険金請求のアドバイスをしたじゃないか!」ということですが、そもそも保険金請求でわからないことは保険代理店や保険会社が無料でケアしてくれるので、業者に代行してもらう必要はないです。(追って説明します)

 

パータン③:ずさんな工事をして、工事費用を請求される

「先日の台風でお家の屋根が壊れていますね。保険金で全額まかなえるから大丈夫!この機会に工事しちゃいましょう!」

と説明を受けて、テキトーな工事をされるケースです

ずさんな工事と言えども、修理したのは確かなので火災保険の給付金はもらえる可能性は高いです。短期的に見れば屋根も修理できて一件落着に見えますが、しばらくしたらまた壊れます。

再度修理の依頼をしたり、工事の甘さを指摘する頃には、その業者とは連絡がつかなくなっています。

 

大きくはこの3つを把握しておけばOKです。

こういった知識が予防措置と力を発揮してくれます。

 

嘘をつかないことが大事です

他にも自分で火災を起こす「放火型」の詐欺や、窃盗や強盗被害を装い保険金を受け取る「窃盗型」の詐欺などいくつものパターンがありますが、火災保険詐欺の共通点は「嘘をついて保険金請求をするとダメ」ということです。

どれだけうまい話しや甘い言葉をかけられても、嘘をつく事をすすめられたら速攻で逃げましょう。

後ほど紹介もしますが「今不安でたまらない…!」という方は、こちらに相談することをおススメします。

 

 

火災保険詐欺の件数はこれだけ増えています

実際、保険の仕事をしていても火災保険の不正請求の話はよく聞きますが、データとしても件数が増えています。

下記のとおりです。

参照:「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されても すぐに契約しないようにしましょう! 独立行政法人国民生活センター

これは相談件数なので、気づいていない場合とかもいれると実態はもっと不正請求が多いはずです。私も過剰に言っているのではなく、データ上もこれだけ相談が増えています。

あと、騙したり、加担する可能性が高いという意味で、高齢者や経済的に困っている人を狙っていることもおさえておきましょう。(勉強チックですいません笑)

 

不正請求を回避すべき理由

あえて言及することでもないかもしれませんが、不正請求は絶対NGです。デメリットがあまりにも大きすぎます。

自己防衛のためにも、マイナス面もしっかり確認しておきましょう。

 

犯罪歴がつく可能性がある

保険金をだまし取るために嘘の書類を作成し、保険会社から保険金を不正受給した場合は、詐欺罪や偽証罪に該当する可能性があります。信用や社会的地位を失うことにもなりかねません。当然やっちゃいけない行為です。

 

バレる可能性が高すぎる

バレるバレないという議論自体が不毛かもしれませんが、基本このような不正をするとバレます。理由もきちんとあります。

 

✓保険会社もめちゃくちゃ警戒している
保険のプロである保険会社も、最近の不正件数の増加で対策チームを作っていたりします。詐欺業者と日々戦っているプロの目です。保険金の相場から事例までたくさんノウハウがありますので、不正な保険金請求・詐欺はまずバレます。

✓AIを使った不正請求検知も
保険会社も本気で、不正請求を探知できるAIツールも開発していたりもします。

これは不正請求を見つけることが大きな目的ですが、正しい火災保険請求にイチ早く対応するためでもありますね。チェックする担当者の負担も減りますし素晴らしい開発だと思いました。

参考:東京海上日動、8月からAIを活用した火災保険不正請求の早期検知を開始

 

当然バレたら保険金は一切出ません。

当たり前ですが、不正請求に保険金は出ません。それだけでなく、ブラックリストにのって今後保険契約ができなくなることもあります。

 

結論「どう考えても給付金をもらう期待値よりも経済的、社会的ダメージの方が大きすぎます。」

倫理的にダメという大前提がありつつ、そもそもデメリットが大きすぎるので、こんなこそこそした稼ぎ方ではなく、真っ当にコツコツ稼ぐ方が圧倒的にメリットが大きいです。

 

火災保険詐欺の被害と問題点

火災保険詐欺の被害者は「お客さん」だけでなく「保険会社」もって話です。それぞれの視点で見ます。

保険会社視点の被害

・不正請求で必要以上の出費がかさむので、収益が悪くなる。
・収益を改善するために、支払い条件を厳しくしたり、保険料を上げる。
・場合によっては加入を断る可能性も出てくる。
→本来、保険で守るべき人が守れなくなる。

お客さん視点の被害

・犯罪に加担してしまうリスクがある
・必要以上に火災保険の保険料が上がる
→火災保険に入りたいけど入れない。本当に必要な補償を掛けられない人が出てくる。

 

もし火災保険詐欺、不正請求が横行すると、このように火災保険が使えなくなる未来になるかもしれません。

 

実際、火災保険は24年10月から値上げ予定

 

実際、火災保険の保険料は24年10月より値上げが予定されています。22年10月にも過去最大級の値上げがあったので、今後も数年単位で値上げがされていくかも。10年以上の長期での契約もできなくなり、契約期間は最長でも5年。長いほど安くなるのに…条件面も厳しくなっています。

これは個人的な見解ですが、各保険会社は保険料が上がったのは自然災害の増加が原因と言っていますが、裏側で不正請求が横行しているのも理由の1つではと思っています。

保険会社も警察も、火災保険の不正請求についてかなり取り上げていますからね。止めるのに相当躍起になっている印象です。

 

火災保険の不正請求に加担しないために必要なこと

 

「不正請求のパターンとか、絶対やっちゃいけないのはわかった。けど、いきなり声かけられたら詐欺かどうか判別できるか心配…。」

 

という方に。もう少し別の切り口で、気づくためのポイントと対処法を書いて終わりにします。

 

怪しいと気づけるポイントを知る

詐欺の種類もご紹介しましたが、こんな不正業者の言葉に気づける、知っておくこともめちゃくちゃ大切です。

火災保険申請サポート会社

この業者には注意です。もちろん、火災保険申請サポート会社=詐欺ではありませんが、そもそも申請はそこまで難易度が高いものではないです。

案件によりますが保険会社に連絡(5分)、写メをとったり保険金請求手続きをする(1時間)でできます。

そもそも私は保険代理店に所属していますが、ご契約者様が言ってくだされば保険金申請サポートは無料でします。これは個人的な見解ですが、サポート手数料を取ること自体に違和感を感じます。

 

甘い言葉で勧誘する業者

「無料で家の調査しますよ!」
「保険を利用すれば実質的に無料で修理できる」
「保険を使えば新品にできますよ!」

結果、修理したけど保険金が出なかったなんてことはよくあります。
タダほど高いなんて言葉もありますしね。甘い言葉には注意しましょう。

 

対処法:怪しいと思ったら保険屋さんに相談!

声をかけられた業者が怪しいと思ったら、まずはセカンドオピニオンとして保険屋さんに相談してください。 日本損害保険協会も同様のことを言っています。
参考:住宅の修理などに関するトラブルにご注意|日本損害保険協会

✓餅は餅屋です

私も保険業界に来て思ったのは、保険はかなり専門性のいる領域です。保険について独断で判断するのはかなり難易度が高いです。 保険屋さんは基本相談無料なので、困ったらぜひ聞いてください。もちろん私も無料で相談にのります。

詐欺の話をしていると私の「無料」という言い方も怪しくなるから悲しいです(トホホ

✓専門のホットラインもあります

もし保険屋さんもちょっと怖くなってきた、、、なんて方はこちらをどうぞ。日本損害保険協会の専用ホットラインがあるので、こちらからご相談ください。

参考:住宅の修理などに関するトラブルにご注意|日本損害保険協会
ページ下部に相談窓口があります。

✓【応用】保険で何がダメで、何がOKかバックリ判断できるとかなり強い

餅は餅屋って言っているくらいなんで、これはとても難しいですが、ある程度の保険判断ができるとかなり強いです。 最終的に保険金が出る出ないは保険会社が決めることですが、大枠で出る出ないがわかっていると騙されにくいです。

 

▼火災保険の支払い例

火災で家に損害がでた → ◯
盗難された → ◯(補償がついていれば)
経年劣化 → ×
嘘をついて保険金請求 → ×

※あくまでも一般見解です。細かな条件によって支払い判断は変わります。

 

こういうことをもし知っていれば

「汚れてきたので火災保険で新品にしましょう!」
「これ大きめの見積もりにしておきますね!グヘヘ」

という悪徳業者にも気づけます。

 

というわけで、知っていることが大切です

この記事の結論です。

とにかく火災保険の不正請求、詐欺業者のことを知っておくことが大切です。最後まで読んでくださった方に感謝ですし、もしこれで火災保険の不正請求・詐欺について知れて、トラブル回避能力が上がった!という方がひとりでも増えたら嬉しいです。

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