そんな疑問をお持ちの方へ。
保険の仕事をしている私がビシッと答えます。
私の自己紹介
「でも立場上、代理店型がいいって言うんでしょ?」と思われるかもしれませんが、代理店型、ネット型それぞれにメリット・デメリットがありますので、保険のプロとしてフラットにお答えしていきます。
私のポリシーとしても「自分にぴったりの保険に入るべき」と考えてますので、まずはこの記事を読んでみて自分には代理店型が良いか、ネット型が良いか考えてみると良いかと思います。
プロの保険屋さんのぶっちゃけ話ということで解説していきます。
代理店型保険のメリットとデメリットを整理した
本記事は、私が代理店にいる立場もありますので便宜上、代理店型を軸に話していきます。※ネット保険にもたくさん良いところがあるので、あしからず。
代理店型のメリデメを書くと以下のとおり。
代理店型のメリット
・担当者のサポートが手厚い
・事故対応も細かくケアしてくれる
・得意としている保険にはとことん精通している
代理店型のデメリット
・申し込みに対面が必要なことも
・代理店によってサービスレベルが違う
・提供できる商品が限定されている
順番にさくっと見ていきましょう。
メリット①:保険知識なしでもOK
保険のことってネットで調べてもわかりづらいし、調べるのにもめっちゃ時間がかかりますよね。
でも、代理店なら、担当者が詳しく説明してくれるので、保険のことが何もわからなくても問題なし。時間効率的にかなりおトクです。
メリット②:担当者のサポートが手厚い
ネット保険の場合、保険の補償内容のことはチャットやQ&Aで確認できても、健康保険・年金などの社会保障制度とか。保険以外のセーフティーネットみたいな商品以外の相談はしづらいですよね。
でも、代理店型だったら、基本誰か担当者がついてサポートしてくれるので、わからないことの質問だったり、面倒なこととかも進んで対応してくれます。
メリット③:事故対応も細かくケアしてくれる
いざ事故が起きて、入院して動けない。そんな中でぜんぶ自分で保険の手続きをするのはかなり大変ですよね。
でも、代理店型だったら、事故の中途経過の報告、契約者とサービスセンターとの橋渡しをしたり、お見舞いや保険金請求書類の作成アドバイスなども対応してくれるので、一番困ってる時に大きな助けになります。
メリット④:得意としている保険にはとことん精通している
代理店にいる営業マンは、だいたいどこかの保険会社に所属していた人が多いです。保険を売るには知識量が必要ですので、保険会社に出向して修行をします。
結果として、修行をしていた保険会社のことは非常に詳しい人材となります(年数にもよりますが)
営業マンに「どこかの保険会社にいましたか?」と聞いて、答えが返ってきた商品については一定安心して問題ないかと思います。
ここまでがメリットです。次からがデメリットの整理です。
デメリット①:ネット型より保険料が高い
代理店への手数料や、保険会社側での人件費もかかりますので、保険料は高いです。モノによりますが経験上、1.1~1.2倍くらい高い印象です。
保険料はランニングコストにもなりますので、とにかく安さを意識したい場合はネットが間違いないです。
デメリット②:申し込みに対面が必要なことも
「対面で手続きをするのは面倒くさい」「WEBでサクッと手続きを終わらせたい」という方はネット型の方がよいです。
代理店型の場合でもリモートでの案内が増えているとはいえ、まだまだ対面でのご案内が主流ですし、24時間対応している訳ではありません。
デメリット③:代理店によってサービスレベルが違う
ぶっちゃけ、加入する保険は同じでも代理店と担当者のクオリティで結構サービスレベルが違います。
アフターサービスで定期的に新しい案内をしてくれるところもあれば、契約以降はほとんど何もしてくれないところもあります。また担当は何事もなければ固定化されますが、新米のルーキーになることもあればベテランの時もあります。
つまり、良い代理店に出会えるかは運ゲー。なかなかいい代理店に出会えなくて、選定に時間がかかることもしばしばです。
デメリット④:提供できる商品が限定されている
超大手の代理店となると取り扱っている保険商品も多いですが、一般的な保険代理店で取り扱える保険商品は少ないです。うちの代理店も正直4個です。
結果としてその中でのベスト案の提案はしてくれますが、多少なりとも偏りがでる可能性はあります。
ざーっと並べましたが、代理店型のメリットデメリットはこんなイメージです。
「代理店型の視点では理解できた。でも、ネット型の方はどうなのかな?」と気になると思いますので、ネット型も含めてメリットデメリットをまとめました。
ネット保険のメリット、デメリットも含めて整理した(まとめ)
上記のとおりです。
整理してわかったのですが、シンプルにとらえると相反の関係です。
つまり代理店型のメリットは、ネット型のデメリットとなります。
ので、どちらで加入するかは上記の対比表を元に自分にマッチした方を選ぶのが良いです。満足度、納得度もグッとあがります。
ちなみにネット型は、特定の担当者がつくというよりは「どの担当者になるかわからないけど、一定レベルのサービス品質は担保されている」のが特徴です。
加入手続きや事故受付、事故対応担当者はそれぞれ違うのが基本ですが、保険会社側できちんと連携できるようにマニュアルやデータ連携はしっかり整えられています。
どちらを選べばいいか、それでもわからん!という方へ。
メリットデメリットは整理しましたが、それでも選べないという方へ。ちょっと別の表現で区分してみました。
代理店型の方が向いているのは以下のような人です。
代理店保険を選ぶべき人の特徴とは
特徴②:いざという時に、手厚いサービスを受けたい人
特徴③:対面でないとなんか安心できない人
保険って資格がないと販売できないくらいなので、どうしても知識は必要になります。実際、払ってもらえると思ってたら、保険対象外の事故で払われなかった!とトラブルになることもしばしば。
そのため、保険がよくわからないって人は代理店型にして加入前も後も、しっかりサポートしてもらうことをおススメします。
保険料を払っていて、いざって時に補償が漏れていたりすると、払ってたお金が無駄になってしまいますからね。
ネット型の方が向いているのは以下のような人です。
ネット保険を選ぶべき人の特徴とは
・ある程度保険リテラシーがある人、自分で調べて理解できる人。
・対面の手続きがイヤな人
とにかく安くしたい場合はネット型で間違いないです。代理店の人件費がない分、コストは抑えられます。
あと、みなさんの保険や金融リテラシーも高くなってますし、ググればだいたいの情報は入手できますのでネット型への加入は大きく伸張してます。
保険加入から事故報告まで。あらゆる手続きがWEBで完結するモノもありますし「コロナも怖いし、そもそも対面がイヤ!」って人はネットから加入で良いです。
かくいう私も普段の買い物はネット派です笑
※以下、参考記事も載せておきます。
2021年9月に生命保険文化センターが発表した「生命保険に関する全国実態調査」によると、「インターネットを通じて」保険に加入したいと考えている人が17.4%に上った。3年前の調査から約5%ポイント伸びるなど、「生命保険会社の営業職員チャネル」の27.5%に続いて、加入意向率が高い販売チャネルとなっている。
というわけで、今回はこんな感じです。
ざっくりと保険は代理店型かネット型が良いか。メリットとデメリットでまとめてみました。
個人的には代理店にいますので「代理店で入ってほしい!」という本音はありますが笑 逆に、人によってはネット型の方が良いといのも、これまたホントに本音です。
まぁ片方に絞るといよりは、難しいのは代理店型にするけど、比較的シンプルな保険はネットで、という選択肢もありですからね。
ぜひこの記事を参考に検討してみてください!
P.S:ブログだけでなく「Twitter」でも保険にまつわる発信しています。保険って知ってると何かと得することも多いので、お得情報を知りたい方はぜひフォローしてくださいね。